穀物や作物を安定的に供給できるように研究を行っています。

  •  自ら動くことのできない植物は、多様な生理機能を利用して様々な環境に馴化・適応しています。自然環境で考えてみると、気温や湿度、そして、光の強さは、1日を通して変化しますし、季節変化もします。特に、植物の受ける光の強さは、日中でも、晴れ/曇りという天候の影響を受けたり、自己被陰や他個体との相互被陰によって大きく変化します。このように、植物は常に様々な環境ストレス(光、気温、乾燥など)を受けており、これらの環境ストレスは作物生産を低下させる要因になっています。
  •  私は、様々な野生植物や変異体(シロイヌナズナ、イネ、タバコなど)を実験材料に、光合成の環境応答メカニズムを包括的に解明するべく研究を行っています。それらの基盤研究の成果に基づいて、様々な環境下における光合成と物質生産能力の強化を目指すなど、応用的研究にも着手しています。また近年では、植物の環境応答の理解から、植物工場において、効率の良い作物栽培技術の開発を目的として研究も行っています。


       

     これらの研究は、将来的な作物の安定的な供給食糧不足の解消だけではなく、大気CO2濃度上昇抑制そのものにも貢献できると期待できますので、社会的にも植物科学としても、最重要課題の一つです。
  •  これまでに行ってきた研究の取り組み

    1) 栽培温度に応じて温度-光合成曲線が変化するメカニズム
    2) 野外の光環境下において生じる光阻害と光合成の調節メカニズム
    3) 光合成能力の強化に向けた取り組み
    4) 植物工場における栽培技術の開発
    *それぞれの項目につきまして、詳しい内容を準備中です。 


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 東京大学 大学院理学系研究科
 生物科学専攻 植物生態学研究室
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