穀物や作物を安定的に供給できるように研究を行っています。

  • 受賞
    2013年 日本植物学会 第77 回大会 「奨励賞」
    受賞タイトル:光合成系の温度馴化メカニズムの包括的解明
    矢守 航

    <講評> 日本植物学会HPより
    矢守 航氏は、生理生態学的な研究に、分子生物学的な研究技法を導入した独自の研究スタイルを確立し、これまで光合成系の温度順化メカニズムについて多方面な研究を展開してきました。とくに顕著な業績は、ルビスコのCO2固定反応が光合成系の温度順化と密接に関わっていることを見出し、葉の細胞間隙から葉緑体へのCO2輸送抵抗とルビスコ反応特性、それぞれの温度応答の変化が重要であることを示したことであります。具体的な温度順化の分子メカニズムとして、ルビスコの小サブユニットの変化が光合成系の温度順化に重要な要因であることを突き止め、さらに、高温領域におけるルビスコ活性化の制御において、アクチノベースが鍵を握っていることを明らかにしました。矢守氏は、研究から明らかになった光合成の温度順化メカニズムを元に光合成モデル改良し、そのモデルを用いて地球環境の変化による植物の光合成応答を、広範な温度環境においても解析可能にできるよう試みています。これまでに発表した論文の多くが第一著者として国際的に評価の高いジャーナルに掲載されており、被引用数の多い論文も含まれています。奨励賞として相応しいと判断されました。



    2013年 公益財団法人 農学会 「日本農学進歩賞」
    受賞タイトル:作物における光合成系の温度馴化機構の解明
    矢守 航

    <要旨> 公益財団法人 農学会HPより
    地球環境変化に伴って、植物が遭遇する温度は上昇し続けており、温度変化が植物の光合成や成長に及ぼす影響を理解することは重要である。本研究では、生理生態学的観点と分子生理学的観点の双方から、光合成系の温度馴化機構を体系的に明らかにした。また、その科学的知見をもとに、分子遺伝学の技術を用いて、イネにおいて「高温環境下における光合成能力の強化」に成功し、作物の収量増加に貢献し得る重要な知見を得た。



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